シネマ歌舞伎 蜘蛛の拍子舞・身替座禅

特別企画で一律2000円。
普段はレディースデイか映画の日の割引でしか見ないので、最初『高っけー』と思いちょっと迷ったのだけれども、クリエお留守番で手持ちチケット当面は無いし、徒歩5分の近所でやっているしで見てきた。


特別ネタバレ等にはなっていないけど、ちゃんとした歌舞伎の感想とはかけ離れているので隠します。





舞台が先日まで日生で見ていたものとほぼ一緒なのに、ちゃんと再現されていたのだなーとニヤニヤ。
でも本物の方が奥行きも幅も紅葉の木もご立派(当たり前)
やらっちの役はずっと源頼光なのかと思っていたけど衣装の雰囲気や動きは渡辺綱っぽかった。
人数と時間の関係で1人で兼ねていたのかな?


正直、タイトルにもなっている拍子舞の途中で意識を失いかけたりもしたけど、紅葉を持った人たちが出てくるとキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!とテンションが上がり、正体現した蜘蛛退治の時に紅葉の人たちがひっくり返ってシンクロみたく足を上げている姿を日生にいた人たちに置き換えて笑いを堪えたり、蜘蛛の糸がばーーーっと舞うと上手に片付ける黒子さんに萌えたりとチャンバラシーン(でいいのかしら?)の後半は十分に楽しみました。
日生で辰巳がやっていた拍子木みたいな音もテンション上がる要因。
あれが入るだけで、ワクワクしてくるから不思議。


それにしても、玉三郎の女郎の時のたおやかさと蜘蛛に変化してからの恐ろしさと顔芸の可笑しさ。
素人丸出しの感想だけど、『すげー』としか言えません。
三津五郎の迫力とインパクトもすごかったけど。
(衣装と化粧もものすごいからだけど)


蜘蛛に変化してからの顔芸って滝さんもしていたのかなぁ?
でっかい蜘蛛が出てからは、下の紅葉の人たち見るので一杯一杯で、隈取とかも見なかったんだよな。


最初の謡いで『平将門がうんたらかんたら』と言っていてちょっと驚いた。
繋がりがあるから演目に入れたのね。
こう言う事を知って見ていたらまた違った楽しみがあったなぁー。
早く再演しないかな(笑)



休憩入って2幕目の身替座禅
とにかくずーっと笑っていた。
周りもご年配のご婦人ばかりで笑う時は笑う状態でなかなか賑やか(笑)
(1幕の蜘蛛の顔芸の時も大爆笑)
個人的には三味線パパンがいてビックリ。
引きで映った時点で『あれ?』と判った自分にも驚いたけど(笑)


普通に歌舞伎を見に行くよりは安いから秋にやるものも見に行こうかな?